今まで各府県の判断に委ねていた府県をまたいでの移動自粛が6月19日から全国を対象に解除されるという報道が流れていました。猛威を振るっていた新型コロナウイルスですが、このまま収束し終息に至ってくれれば良いのですが、感染予防と経済対策など色々と難しい判断を踏まえての政府の決断のようです。
今回県外から単身赴任中の職場の友人とドライブに出掛けることにしました。岡山はよく解らないので何処でも良いとのことなので私が以前から気になっていた「MICRO」《ミクロ》(久米郡美咲町)で食事をして、日頃の運動不足解消のため岡山県自然保護センター(和気郡和気町)を散策、その後豊臣政権の五大老の一人宇喜多秀家が生まれた備前亀山城(岡山市東区沼)を回ってみることにしました。
「MICRO」はJR津山線の亀甲駅にあります。この駅舎は亀をモチーフにしたもので、とてもユニークな駅舎です。
「MICRO」は亀甲駅から徒歩0分、なんと駅舎の中にある食堂です。左側が発券など駅の業務をする窓口、改札口を挟んで右側が店舗となっています。
店内にはカウンター席やテーブル席、それに座敷席がありテーブルには麻のようなテーブルクロスがかけられていました。
店内の壁には所狭しとメニューや蘊蓄《うんちく》が貼られています。貼られていたメニューには「でかすぎて食べにくいサバフライ切って出してくれたらいいのに定」や「天才バカ丼」などユニークなメニューもあり見ているだけで楽しくなります。
「MICROの定食ランキング‼️」というものが貼られていました。
テーブルにメニューもありました。
私はランキング第1位の「トンペイ定食」850円、友人は「チキンカツ定食のデミグラスソース」950円を注文しました。 注文してからかなり時間が経つのになかなか出てきませんが、一人で全てされているようなので焦らす待っています。
待つこと20分余り「トンペイ定食」がやっと出てきました。噂通りの超デカサイズで圧倒されそうです。
友人の「チキンカツ定食のデミグラスソース」も出てきました。こちらもボリューム感があって盛付けもお洒落な感じです。ボリューム感は別として盛付けは女の子が好みそうな感じです。
超大盛のキャベツの上に玉子に包まれた大きなカツがド~ンと乗っていて、それにソースとマヨネーズがかけられています。使用されているキャベツなどの野菜は低農薬の自家栽培だそうです。
カツはとても香ばしくサクサクしていて程々の脂身もあり最高の味わいです。
少し量が多いかなと二人で話していましたが、ご飯もとても美味しく全て完食してしまいました。このご飯は地元産の米を使用しているそうで、もしかしたら西垪和《にしはが》の棚田米?などと勝手に想像しながら頂きました。また「美咲町の水道水」と書かれた貼り紙のあるウオーターサーバーが置かれていて、セルフサービスのようなので自分で入れましたが、ここの水がとても美味く数杯お代わりをしてしまいました。店の名前は「MICRO」なのに料理は超デカ盛りでお腹が張り裂けそうですが、とても美味く頂くことが出来大満足でした‼️
これからやまなみ街道を通り岡山県自然保護センターに向かいます。
岡山県自然保護センターに到着しました。ここでしっかりと歩いてカロリー消化をしたいと思います。
入口にある小さな滝ですが、今日はかなりの水量があるようです。
いつものようにヤマセミが出迎えてくれました。
散策道脇にあるササユリ観察路です。正面に沢山の花を付けたササユリが見えます。
近付くと5輪もの花が付いていました。ササユリで5輪も花を付けるのは珍しいのでは?
あちらこちらに沢山のササユリが咲いています。
しっかりとササユリを堪能したので湿生植物園に向かいます。
先ずは西側の湿生植物園に立ち寄ってみました。
既にトキソウのシーズンは終わってしまったようでトキソウはこの2輪だけでした。もう少しして7月下旬頃からは夏の湿原の主役サギソウが見られるようになるはずです。
東側の湿生植物園です。
メスのハッチョウトンボを発見!
少し離れた所にオスのハッチョウトンボがいました。
鮮やかな赤色に感動すら覚えます。
散策後センター棟まて戻り自販機で飲み物を買ってベンチに座りタンチョウを眺めながら乾いた喉を潤し、パイプタイムです。
タンチョウが餌を探しているようです。
餌を見つけたのか嘴《くちばし》を水面に入れました。
傍らでもう一羽が抱卵しながら「そろそろ交代して」と言わんばかりに見ています。
今日はセンター棟がオープンしていたので久しぶりに入ってみることにしました。
ヤマセミの剥製や・・・
魚を捕るタカとして日本書紀にも登場するミサゴの剥製などもありました。
こんなコーナーもありました。
「この巣穴、だれのお家?」
めくってみると答えと説明が書いてあります。
センター棟を出て帰り道の散策路にカワセミの巣穴がありました。
駐車場まで戻り、備前亀山城趾を目指します。亀山城は別名沼城(所在地が沼という地名)とも呼ばれる平山城で、城主宇喜多直家(秀家の父)が現在の岡山城に移る迄の15年間居城していたそうです。中世の時代栄えた備前福岡市の近くに位置し、先に書いたとおり豊臣政権の五大老の一人宇喜多秀家が生まれた城であり、豊臣秀吉の中国大返しの中継場所になるなど重要な役割を果たした城だったそうです。
その亀山城趾に到着しましたが駐車場が見当たりません。近くにある浮田小学校で伺ってみると駐車場としてはないとのことでした。車を置くことが出来ないので残念ながら今回は諦めて帰路につくことにしました。また機会を作って是非訪れてみたいと思います。