新型コロナウイルスも多少落着いてきたのか、6月1日から関東地方の1都3県と北海道を除いた府県では行先の状況を確認したうえで三密を避けマスク等の感染防止措置を行うなど各府県で多少の対応の違いがあるものの基本的に移動規制が緩和されたようです。報道によると東京では通勤ラッシュも感染前の6割程に戻り、今日からは大阪のUSJも再開されたそうです。
ということで久しぶりに岡山県から県境を越えお隣の鳥取県へ友人とツーリングに出掛けてみることにしました。目的地は鳥取県中部地域の郷土料理の一つとして有名な「牛骨ラーメン」、以前から気になっていた「すみれ食堂」(東伯郡琴浦町)にしました。混雑する昼食時間を避けて少し早い時間に到着し食べれるよう朝食は早めに済ませました。9時に岡山空港の近くで待ち合わせ、3台ですみれ食堂を目指します。
途中県境となる国道313号線の犬挟TNを抜けた所にある「道の駅犬挟」で休憩です。ここから目的地までは残り25km程なのでゆっくりと休憩します。
今回は私のホンダFORZA-ZにヤマハFZ-1、それにカワサキZRX1200の3台です。両車とも1,000cc超えのバイクなので私の250ccのスクーターでトロトロと先導しています。20分程休憩し出発です。
犬挟峠を下った所にある関金温泉から国道313号線と別れ、県道50号線~倉吉市道~県道151号線を通って琴浦町を目指します。途中関金温泉を抜けた付近から見た大山の展望です。
11時20分すみれ食堂に到着しました。何か昭和の雰囲気を感じるような風情あるたたずまいです。
アレ? 駐車場が見当たりませんありません。店の扉を開けて伺うと「店の前にある公民館の奥に駐車場があるので、右側2列のどこでも構いません」と案内いただきました。
これが公民館のようです。この建物の右側に通路があり奥に広い駐車場がありました。
駐車場にバイクをおいて店に到着。少し色褪せ破れた暖簾も長年の歴史を感じさせます。
店に戻ると入口にちゃんと駐車場の案内が置かれていました。
店内にはカウンター席とテーブルが10卓程ありました。
メニューを見ると、ラーメンとチャーシューメンのみ! 僅かにサイドメニューとしてライス、おにぎり、おでん、ビール、日本酒があるだけのようです。
私はチャーシューメンの大(900円)、友人はチャーシューメン(770円)、ラーメン(570円)とおにぎり(120円)をそれぞれ注文しました。
友人の注文したラーメンとおにぎりが先に出てきたので一寸撮影させてもらいました。トッピングはネギ、モヤシ、メンマ、それにチャーシュー?らしきものが数個?入っているようです。後で聞くとチャーシューではなく煮豚だったそうです。
出てきました「チャーシューメン大盛り」です! 普通盛りより一回り大きな器でした。
黒く濃そうなスープです。美味しそうなチャーシューもしっかりと乗っています!
スープは醤油味で多少の甘みと牛の旨味が感じられ、見た目に反し割とあっさりした感じですがコクのあるものでした。ストレートの中太麺の上にはネギ、シナチク、モヤシ、チャーシューが乗っていますが、このチャーシューは脂身が多く私好み、旨味をギュ~ッと閉じ込めた感じの濃厚な味でとても美味しくいただくことが出来ました。
倉吉市内の「いのよし」が今まで一番だと思っていましたが、その「いのよし」に肩を並べるレベルの牛骨ラーメンでした。あくまで私の感覚です!
お腹も大満足です‼️ 店内が禁煙だったので駐車場でパイプタイム、今回は喫煙者が2名なので気がねなく吸うことが出来ます。喫煙後山陰道の琴浦東ICを目指します。
山陰道を2つ先の琴浦船上山ICで流出し、県道30号線で大山を目指します。大山が目の前に迫ってきます。
大山に到着しました。後ろに見えるのが豪円山で、バイクを置いて中腹にある"のろし台跡"まで登ってみることにしました。
のろし台跡から見た大山の北壁です。
一見どこか外国の風景を思い浮かべるようなとても素晴らしい展望です。
友人が美味しいソフトクリームが食べれる所があると言うので行ってみることにしました。
「大山まきば みるくの里」(西伯郡伯耆町)に到着しました。
おしゃれな建物です
友人おすすめのソフトクリーム(350円)を注文しました。出てきたソフトクリームをパチリ!
牛さんもソフトクリームを食べています。
ベンチからの展望です。遠方には弓ヶ浜や美保関を眺めることが出来ました。
放牧されている牛も沢山いました。
放牧場から振り返って見た様子です。
出口では牛の親子が見送ってくれます。
駐車場前の道路から見た放牧場と大山です。
これから蒜山大山スカイラインを通って帰路につきます。
途中、二ノ沢から見た大山南壁です。
鍵掛峠から見た大山南壁とブナの原生林です。この原生林の中を走ってきました。
鏡ケ成を過ぎ少し進むと岡山県に入ります。その県境付近にある「鬼女台《きめんだい》」で休憩です。
売店で山葡萄の炭酸飲料「風のシルフ」(180円)を発見!
このベンチで蒜山高原を眺めながらいただきました。乾いた喉に心地よくはじける山葡萄の風味が染み渡ります。まるでスパークリングワインをいただいているような感じです。
蒜山高原の展望です。今回いただいた山葡萄のジュースはこの蒜山高原にある「ひるぜんワイン」のもので、左側の赤い屋根の建物の左上に「ひるぜんワイン」の建物が見えています。ワインやジュース、ジャムなどは地元産の山葡萄を使って作っているのが特徴だと聞いたことがあったのですが・・・
容器を見ていると、販売者が「ひるぜんワイン」で、製造者は広島県の会社のようでした。少し残念な気がしましたが、美味しかったのでヨシということで!
鬼女台の駐車場から見た烏ケ山《からすがせん》と大山です。
これから凱旋桜で有名な真庭郡新庄村を経由し帰路につきます。途中空港近くで一人と別れ、最上稲荷付近でもう一人と別れそれぞれ自宅に向かいました。日中は30℃を越す暑さでしたが、美味しい牛骨ラーメンにソフトクリーム、夏空に映える大山等の山並みや日本海など、久しぶりに山陰の大自然をしっかりと満喫することが出来たとても有意義なツーリングでした‼️