岡山県立森林公園と津山ホルモンうどん

新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業を自粛していた岡山県の施設も規制緩和により順次再開されてきているようです。どの施設も三密の回避やマスクの着用、発熱等がある場合の利用自粛を謳ったうえで一部制限が有るものもの、5月8日(金)からは和気郡和気町にある岡山県自然保護センターが営業を再開、5月11日(月)からは苫田群鏡野町にある岡山県立森林公園や倉敷市中庄にある倉敷スポーツ公園マスカットスタジアムなどが順次営業を再開しているようです。専門店街の営業を自粛していた市内のイオンモール岡山なども今週末の15日(金)から営業を再開されるというニュースも流れていました。

今日は天候も良くツーリング日和なので走ってみることにしました。岡山県内で三密を避けられる場所はと色々と考えて、前回友人と行った時には少し時期が早かった岡山県立森林公園に行ってみることにしました。鳥取県の牛骨ラーメンが食べたかったのですが県外へのツーリングは見合わせ、昼食は人の多い昼食時間をずらして久しぶりに津山のホルモンうどんを食べるコースにしました。

f:id:momotchi_blog:20200513094510j:plain森林公園に到着しました。入口に一番近い第1駐車場は満車状態ですが、バイクなので空いたスペースに駐車することができました。

f:id:momotchi_blog:20200513094650j:plain中央園道を散策します。

f:id:momotchi_blog:20200513094838j:plain管理センターを過ぎて少し進むと"からまつ園地"があります。ベンチで昼食を楽しんでいる高齢のご夫婦がおられました。

f:id:momotchi_blog:20200513095005j:plainその脇の水路にも水芭蕉がありますが、時期的には少し遅かったようです。

f:id:momotchi_blog:20200513102744j:plain花が終わった水芭蕉は葉が大きく育っていました。

f:id:momotchi_blog:20200513095135j:plain数は少なかったですが、花が残っていた水芭蕉もありました。

f:id:momotchi_blog:20200513165802j:plainからまつ園地の先にある"からまつ園地湿原"は水芭蕉の自生地です。

f:id:momotchi_blog:20200513095702j:plain水芭蕉の白い部分が一見花のように見えますが、この部分は花ではなくて葉が変形したもので仏炎苞《ぶつえんほう》というそうです。

f:id:momotchi_blog:20200513100247j:plain中心にある棒のようなものに無数に付いているのが水芭蕉の花です。このような穂状になった花を肉穂花序《にくすいかじょ》というそうです。

f:id:momotchi_blog:20200513095229j:plain徐々に仏炎苞が落ちて花の部分だけになっていきます。

f:id:momotchi_blog:20200513095908j:plain幾つか仏炎苞の残っているものがありました。

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f:id:momotchi_blog:20200513095808j:plainゼンマイが水芭蕉の脇から伸びてきていました。

f:id:momotchi_blog:20200513102838j:plain座禅草がありましたが葉が大きく成長してしまい座禅草特有の茶色い仏像の光背《こうはい》のような形をした仏炎苞は見当たりません。やはり時期が少し遅かったようです。

f:id:momotchi_blog:20200513100538j:plain座禅草を探しに中央園道を進んでみます。

f:id:momotchi_blog:20200513095459j:plain"いぼた園地"で仏炎苞の残っている座禅草を2輪発見しました!。

f:id:momotchi_blog:20200515112012j:plain座禅草はやはり時期は遅かったようです。

f:id:momotchi_blog:20200515111125j:plain仏炎苞のアップです。中央園道を"かえで園地"まで移動してみます。

f:id:momotchi_blog:20200513101442j:plain途中、スミレが咲いていました。タチツボスミレ(立坪菫)でしょうか?

f:id:momotchi_blog:20200513102512j:plainトキワハゼ(常磐爆)も咲いていました。

f:id:momotchi_blog:20200513101347j:plain"かえで園地"です。ここのベンチでも数組のグループが昼食をとられていました。私はここから"北展望台"を目指します。

f:id:momotchi_blog:20200513101620j:plain登山道を登って行きますが、マスク着用なので少し息苦しいです。

f:id:momotchi_blog:20200513101746j:plainもうすぐ北展望台に到着します。

f:id:momotchi_blog:20200513101915j:plain北展望台に到着しましたが、ここからの展望はあまり良くありません。

f:id:momotchi_blog:20200513102303j:plain少し進んだところからは東側の展望が開けていました。

f:id:momotchi_blog:20200513174334j:plain少し休憩した後、南展望台を目指します。

f:id:momotchi_blog:20200513102142j:plain南展望台に到着しました。

f:id:momotchi_blog:20200513174522j:plainここからは"すずのこ平"や県境の山並みが展望できました。

f:id:momotchi_blog:20200513174357j:plain樹齢200年と言われている"六本杉"も見えます。

f:id:momotchi_blog:20200513102418j:plain"まゆみ園地"まで戻って来ました。まゆみ園地の名前の由来である″まゆみの木″です。

f:id:momotchi_blog:20200513100832j:plainまゆみ園地にはバイケイソウ(梅蕙草)が群集しています。開花時期は6~7月頃で花が梅に、葉がケイラン(蕙蘭)に似ていることが名前の由来だそうです。

f:id:momotchi_blog:20200513101213j:plainネコノメソウ(猫の目草)が咲いていました。

f:id:momotchi_blog:20200513102534j:plainコブシの花が満開です。

f:id:momotchi_blog:20200513161000j:plainショウジョウバカマ(猩々袴)も咲いていました。しっかりと散策したのでお腹も空いてきました!

これから津山市内にある「橋野食堂」で「ホルモンうどん」を食べるため移動します。

f:id:momotchi_blog:20200513162854j:plain1時間足らずで「橋野食堂」(津山市川崎)に到着しました。何か懐かしさを感じるような昭和の雰囲気が漂う店構えです。話によると創業130年という老舗だそうです。

津山ホルモンうどん」は2009年の第6回「B-1グランプリ」から参加していて、その大会でシルバーグランプリを獲得し全国的に有名になった岡山の誇るB級グルメの一つです。

f:id:momotchi_blog:20200513161233j:plain店内に入ると14時30分を過ぎていたこともあってか、お客さんはアベックの1組のみです。「津山にきたらやっぱりコレだよ♪」「当店一押し!コラーゲンたっぷり ホルモンうどん」と謳っています。そのホルモンうどんの激辛大盛(930円)をオーダー。

f:id:momotchi_blog:20200513162921j:plain店内には沢山の芸能人との写真や色紙がところ狭しと並んでいます。

f:id:momotchi_blog:20200513162953j:plainご主人の話によると、NHKの「日本縦断こころ旅」で火野正平さんがロケに来られて以降、プライベートでも奥様と愛犬2匹と一緒によく立ち寄れれるようになったそうです。

f:id:momotchi_blog:20200513161316j:plain麺、モヤシ、ネギ、その脇でホルモンが炒められています。激辛ということで、しっかりと七味が吹きかけられています!。少しピンボケですいません。

f:id:momotchi_blog:20200513161504j:plain激辛ホルモンうどん大盛が出て来ました。

f:id:momotchi_blog:20200513161426j:plainプリプリのホルモンが美味しそう‼️

今回は激辛をオーダーしましたが、辛さは標準、ピリ辛、激辛の三種類から選べます。味付けは味噌ダレのようで、プリプリのホルモンや短めにカットされたうどんにタレが程好く絡んでいてとても美味しくいただくことが出来きました。

f:id:momotchi_blog:20200513161144j:plainお腹も大満足です‼️ ごちそうさまでした!。

帰路は「やまなみ街道」を久しぶりに走ります。

f:id:momotchi_blog:20200515084333j:plain吉井川を渡り「やまなみ街道」に入ります。

f:id:momotchi_blog:20200515085553j:plain県道449号線の交差点です。前方の信号機の脇に「広域農道 美作やまなみ街道」の案内板がありました。

f:id:momotchi_blog:20200513161747j:plainやまなみ街道唯一の「大戸山トンネル」です。坑口右側には「美作やまなみ街道」という文字の上に「YANAHARA」と書かれています。現在の美咲町に合併する前はこの付近は柵原鉱山で有名な旧柵原町だったようです。

f:id:momotchi_blog:20200513161924j:plain道路脇の標識やデリネーターには「広域農道」との表記があります。

f:id:momotchi_blog:20200513161901j:plain「美作やまなみ街道 美咲町」の案内柱がありました。この案内柱は柵原町ではなく美咲町となっていました。

f:id:momotchi_blog:20200513161912j:plainこちらは「美作やまなみ街道 久米南町」の案内柱です。

「やまなみ街道」は名前の如く山を切り開いて造られた道路で、登り下りは元より緩やかなカーブや長い直線、時には急なカーブなどもありますが変化に富んだロケーションや壮大な風景を眺めながらの走行は最高のツーリングコースです。

「やまなみ街道」といえば、高速道路の「やまなみ街道」(正式名称は中国横断自動車道尾道松江線、通称尾道道&松江道)と同名ですが、こちらは岡山県が管理する広域農道の一つで、正式名称は「中部台地広域農道」通称「美作やまなみ街道」や単に「やまなみ街道」と呼び、津山市(県道26号との交差点)から美咲町久米南町を経由して赤磐市(国道484号との交差点)を繋ぐ全長約25kmの広域農道です。全線開通は2008年2月で、国道53号線のバイパス的な役割も持っているようです。

ちなみに、岡山県では広域農道のことを「○○街道」と呼んでいます。「吉備高原街道」「奥吉備街道」「作州街道」「備南街道」「星の里街道」「かぐら街道」「千両街道」など地域の特徴を名付けた広域農道があります。

 

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